MBK | 円安。原因と今後の見通し。
投資・国内外情勢

円安。原因と今後の見通し。

投資・国内外情勢

2023年(令和5年)になってからも、円安が続いている状況。最近の物価上昇には円安の影響もあるため、気になっている方も多いのではないでしょうか?円安がいつまで続くのか予想してみる。

円安が始まった時期

現在続いている円安は、2022年(令和4年)3月中旬頃から始まった。3月上旬まで1ドル115円前後で推移していた為替相場が、円安方向に大きく動いた。4月下旬には約20年ぶりに、1ドル131円台となりましたね。

円安はその後も進み、10月には一時1ドル152円近くまで上がった。その後多少円高方向に戻したものの、2022年(令和4年)年末時点でも130円台で、円安の状況は変わりませんでした、、

円安の主な原因

円安が進んでいる主な原因は、日本とアメリカの金利差です。日米両国とも、長らく金融緩和政策をとってきた。しかし、アメリカは2022年(令和4年)3月、金融引き締めに転換した。日米の金利差が開いたことにより、投資家の間で円を売ってドルを買う動きが強まったからだ!!

2023年(令和5年)8月は一時1ドル147円台に

今年後半に入ってからも、円安はおさまっていません。8月には1ドル145円前後となり、一時は147円台に到達しました。9月に入ってからも、同水準の為替相場が続いています。

円安がいつまで続くかの予想は難しい

今後の為替相場の見通しについては、専門家をはじめいろいろな人が見解を述べている。相場に影響を及ぼす要因は、経済理論や統計、政治、経済など多岐にわたる。ただし、それだけで推移を予測できるわけではない。

為替相場は、市場に参加している多くの人の期待によっても変動します。いわば人々の予想の集合体のようなものなので、為替相場の推移を予想するの本当に難しい、、、

また、円安が続いている状況下でも、個別的な要因で円高に振れることもあるので。今後の見通しを知るには、個別的な要因に惑わされるよりも、円安の大きな流れがいつまで続くかに注目しておくべきでしょうね。

来年春頃まで円安が続く可能性も

そもそも現在の円安の主な原因は、アメリカが行っている金融引き締め政策。為替相場の大きな流れを見きわめるには、アメリカの金融政策に注意しておく必要があります。

アメリカのFRB(連邦準備制度理事会)は、2022(令和4年)3月以降、毎会合利上げを実施してきました。2023年(令和5年)6月には利上げを見送りましたが、7月には利上げを再開しています。アメリカの利上げがいつまで続くのかで、為替相場の動向は変わるだろう。

アメリカの利上げはいつまで続く?

FRBの利下げは2024年以降になるとも言われています。早くても、2024年春頃までは円安が続く可能性があります。今後の情報に注意しておきましょう。

今ドルを売って来年夏くらいに買い戻せばかなり利益が出ると思うのは私だけだろうか???